ひとりスクエアの休日

小松の機材レビューブログです。そのうちほかのことも書くかもしれません。

機材レビュー その1 ドラム用ツインペダル YAMAHA DFP8500C

一般男性機材レビューシリーズ第1弾です。

 

記念すべき(?)初回は、本職のドラム関係から、今使っているツインペダルYAMAHA DFP8500Cのレビューです。これは去年(2018年)の2月に買いました。約35000円です。

サウンドハウスhttps://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/134557/

 

ちなみにこのペダル、2014年まで則竹も使っていました。これは小松実質則竹では?

(2014年に則竹はYAMAHAからSAKAEに浮気しました)

 

 

とりあえず外観から。

 

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内容品は、

右用ペダル、左用ペダル、ユニバーサルジョイント、ビーター×2

です。ケースは付属していません。

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まず、このペダルの主な特徴です。

 

ツインペダル

・ダブルチェーンドライブ

・フェルトビーター

・ロングフットボード

 

ひとつずつ説明していきます。

 

まず、ツインペダルとは、左右の足で叩くことのできるペダルのことです。

標準的なペダル(シングルペダル)は、右足のみで踏むことを前提に作られているので、踏むところが1つしかありません。

ツインペダルの利点は、シングルペダルではできないような高速の連打が出来ることです。

もちろん、左用のペダルを取り外し、シングルペダルとして使うこともできます。小松はほとんどシングルペダルとして使っています。則竹めったにツイン使わないし。

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↑右用のペダルのみでシングルペダルとして使うこともできる

 

左右のペダルの接続にはユニバーサルジョイントという道具を使います。

このジョイントは長さの調節ができるので、ドラムのセッティングに応じて適切な位置にペダルを置くことができます。

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↑短

↓長

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次に、ダブルチェーンドライブとは、フットボードとビーターを接続する部分の仕組みの一種で、他には、ベルトドライブ、シングルチェーンドライブ、ダイレクトドライブなどがあります。

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↑ダブルチェーン

 

ダブルチェーンドライブの特徴は、とにかくパワーが出しやすいことです。ペダルを踏んだときにしっかりとした打感が欲しい人は、ダブルチェーンを強くおすすめします。

ベルトドライブやシングルチェーンドライブ、ダイレクトドライブでは、踏み始めてからビーターがバスドラムに当たるまで、あまり力を入れずに叩けてしまうため、パワフルなプレイにはあまり適していません。

逆に、ダブルチェーンは繊細な表現や超高速なプレイには適していません。繊細な表現が必要な場合はベルトドライブ、高速プレイをしたい場合はダイレクトドライブが適しています。自分のやりたいジャンルや曲に応じて、ペダルを選ぶようにしましょう。

 

次に、フェルトビーターですが、これはビーター(バチ)の素材がフェルトだということです。

フェルトというと柔らかそうに聞こえるかもしれませんが、DFP8500Cに付属のビーターのフェルトは結構硬く、粒立ちのはっきりとした音がでます。

 

最後に、ロングフットボードとのことですが、これは、フットボード(足を置く場所)の長さが長めに作られているということです。

これによる利点は、ダブルストロークがしやすいことです。ロングフットボードだとスライドの幅を長く取ることができるため、スライド奏法でのダブルが踏みやすいです。また、つま先とかかとを両方ともフットボード上に乗せることができるため、ヒール&トゥ奏法でのダブルもやりやすいです。

しかし、欠点もあって、それは、高速プレイが難しいということです。フットボードが長い分、ペダルを踏んでから戻ってくるまでに時間がかかります。ダブルチェーンであることも相まって、このペダルでの高速プレイはかなり難しいです。

 

ひと通り用語の説明が終わったところで、使用しての感想です。

 

まず、なんといってもクセが少なくて使いやすいです。ロックでもフュージョンでも違和感なく使えます。高校受時代に使っていたダイレクトドライブのDFP9500Dは踏み心地にどうしても慣れることができませんでした。全般的にクセの少ないYAMAHAでも、ダイレクトドライブは仕組みそのもののクセが強いので仕方がないのかもしれませんが。

このダブルチェーンは本当にYAMAHAらしい、“普通” の踏み心地です。とても良い。

 

あとは、いろいろと調節ができます。

まず、バネの張力を変えることで、ペダルを踏んでからビーターが戻ってくるまでの速さを調節できます。

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↑バネの下のネジをいじるとバネの張力を変えられる

 

 

次に、ビーターの角度も調節できます。

 

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↑ここのネジをチューニングキーで回すとビーターの角度を変えられる

 

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↑↓ 上下の写真でビーターの角度を変えている

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ビーターの長さも調節できます。

 

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↑ビーターの下のネジをチューニングキーで回すとビーターの長さを変えられる

 

 

小松はビーターの長さを毎回同じにするために油性ペンで線を書いています。

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また、1年半毎日のように使っても全然壊れません。耐久性の面では全く心配いらないと思います。

 

今回は以上です。

 

 

次回は高校時代に使っていたツインペダルDFP9500Dのレビューをする予定です。

ありがとうございました。